・春頃(3月~)や秋になると、花がムズムズしてくしゃみが出る
・くしゃみが出だすと止まらない
・前触れもなく目が痒くなる
・鼻水も止まらない
【よく聞く花粉症って?】
春先や秋口になるとよく聞く花粉症。
これは、免疫反応によって起こるアレルギー反応のことをいいます。
人体の鼻腔内に花粉が付着することによって、体の中にある「マスト細胞」と言われる細胞が取り込み、花粉に対して抗体を作ります。
その抗体が作られた細胞に、アレルゲンなどの原因物質が侵入することで、アレルゲンを外に追いやろうとする反応がくしゃみ、咳、さらには目から涙が出るなどといった体の対応なのです。
実は、花粉は通年何かしらの植物が放出されていますが、毎年3~4月ごろ、または10月ごろにかけて様々な花粉が一斉に飛び交う時期と言えます。なので、特にこの時期に花粉症の症状によって悩まされる患者さんは多くいらっしゃいます。
【花粉症の主な原因?】
花粉症が発症する主な原因として、人の鼻や目の周辺に付着している「IgE抗体」とアレルゲンが付着することで起きるアレルギー反応が、くしゃみ、咳、さらには目から涙が出る症状として現れます。
このIgE抗体とは、ダニ、スギ、花粉、卵白、蜂毒といったアレルゲンに対し、それのみに反応する抗体として体内で作られています。一般的に、アレルギー反応が強い人ほど特定のアレルゲンに対するIgE抗体の量が多いので高い数値になるのです。
付着することによって「肥満細胞」と言われる物質が分泌される事によって血管や神経が刺激を受け反応が出てきます。
花粉症だけではなく、卵や埃などといったものでも同じ原理でアレルギー反応が引き起こされる原因になっています。
【当院での花粉症改善治療法とは?】
花粉症は、日頃のストレスや過労、睡眠不足などで体が冷えて自律神経の調和が乱れ、アレルギー症状がおこりやすくなると言われています。
このような場合は、光と熱エネルギーの補充により、体が自己を治そうとする自然回復力を向上させる『光線療法』が効果的になるのです。
光線療法とは、近赤外線から可視線、紫外線の一部である「フルスペクトル」を皮膚に照射することで、抹消の毛細血管までもを拡張させ、末梢組織まで新陳代謝を促すことで体調を整える方法です。
さらに、全身の血液循環を改善させた後に局所照射を行うことで、血行改善が行われて血流がスムーズになり、ヒスタミンなどの化学伝達物質の濃度を薄めることで症状が起こりにくくなります。
他にも、光線療法では皮膚で生産されるビタミンDがあり、これにはパワフルな免疫調整作用も生まれ、リンパ球の抗体産出を抑制することで、アレルギー反応を起こしにくくして、花粉症を改善する作用が見込めるのです。